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断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

朝6時に目が覚めて、まだ早いなと思って、無理して7時まで眠ったら、「ワタナさんが来ました」と細石君に起こされた。もう8時だったようで、目覚ましを1時間違えていた。先日Kaeng Krachanでお世話になった運転手のカムヌイさんに、助手のマルットさんも来ていた。
居心地の良かったホテルをあとにして、途中で豚の煮込みをご飯にかけた朝食を摂り、Doi Inthanon(ドイ=インタノン)国立公園へ。
11時ごろに公園管理事務所へ行くが、公園長が不在で、挨拶できず。とりあえず宿泊所へ荷物を置きに行く。今回の宿泊所は吉良竜夫さんが建てたKira Houseという建物で、日本人研究者がよく利用しているようだ。とても居心地がいい。
それから山に入る。まずは各地点を見て行きながら、FITをしかけようということになり、最初に頂上付近の森に行くことになった。タイ最高峰の2500mの森は昼間なのに涼しく、世界に誇る美しいセンチコガネであるEnoplotrupes sharpiがたくさん飛び交っていた。

それから、2200m地点、1700m地点にFITを仕掛け、15時過ぎに宿泊地に戻る。
休憩と灯火採集の準備の後、18時に夕飯を食べ、まずは設置式小型灯火採集器を1700m地点の森にしかける。それから2200mの見晴らしの良い森で幕を張るが、猛烈に風が強く、1800m地点に移ってみたが、そこでも話しにならなかった。仕方なく、1700m地点に行き、森のなかに仕掛けるが、案の定虫は来ない。しかも空には煌々と月が照っており、灯火採集には最低の条件となってしまった。
森を歩いていて、マルットさんが私の好きなウデナガガエルを見つけてくれた。そしてその付近で、かわいらしい小鳥が眠っていた。ムササビもいたし、鳥や哺乳類の影は多い。


宿に戻って、その付近を徘徊していた有本君が、何とPlatyrhopalopsis (Platyrhopalides) badgleyiという素晴らしいヒゲブトオサムシを採集してきてくれた。泣いた。