断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

朝食後に昨晩仕掛けた設置式灯火採集器を回収する。お月見だっただけに、虫の入りが少ない。その足で、付近の別の採集候補地をまわる。とにかくどこへ行くも標高差がはげしく、少し離れると虫の顔ぶれもガラっと変わる。標高1100の滝のある場所の付近で、少し様子を見ようとしたら、有本君の目的であるハシリハリアリが3コロニー丸取りできたりした。
いったん宿泊地へ戻り、灯火採集品の仕分け。少ないのであっという間に終わってしまう。
昼食後、ワタナさんとお別れ。われわれは1700m地点でおろしてもらい、車はワタナさんを送りに空港へ。付近を散策するが、小雨が降ったりやんだりで、どうも採集しにくい。しかし、新しいハシリハリアリを見つけることができた。15時過ぎに本降りになり、17時過ぎに車が来るまで、近くの建物の屋根の下で雨宿りしていた。
宿泊所のシャワーは水なのだが、気温が20度程度しかなく、それが本当にきつい。風呂上がりにこれを書いている今、寒さで手の感覚がにぶくなっている状態。