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断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

食堂にポットがあり、そこのお湯でコーヒーを入れるのが日常なのだが、今日はやけに酸っぱい水だった。酸性だからだろうか。あまりの酸っぱさに気分が悪くなった。みんなでゲーという顔でコーヒーを飲んだ。
疲れが取れず。朝食後に1時間ほど二度寝する。ゴンタが交渉事のために町に戻るという。彼はツノゼミを勉強したいと言っているが、そもそも虫にあまり興味がないようで、日がな一日、本を読んだり音楽を聞いたりしていた。
それからハキリアリの巣を掘り、追加のゴキブリを大量に採集し、いくつかの実験を行った。
昼食後、ジョーと一緒に再びグンタイアリの巣に出かける。今日はうろの入り口をテープで埋めて、なかに酢酸エチルを投げ込んで、コロニーを全取りしようという作戦である。
苦労してうろの口を埋め、酢酸エチルを100ccほど入れ、待つこと2時間。開けてみたところ、ほとんどアリが死んでいなかった。これには驚き、まったく意味がわからなかった。
そこで、ジョーが皮の手袋をはめ、巣の中身をバケツに入れることした。これも一大事だった。2人とも何十か所も刺されてしまった。その過程で、巣の規模が予想以上に大きく、うろの口から天井まで1メートル以上もあることがわかった。つまりうろの空間が広すぎて、酢酸エチルが効かなかったのである。おそらく殺虫剤を使ったほうがよかったのだろう。

帰り道に別のグンタイアリEciton hamatumが引っ越ししているのを見つけ、2時間ほど観察。シミやハネカクシ、ハチを得ることができた。今回初めての引っ越し観察。やはり引っ越し観察が共生者採集の王道である。何よりの収穫は女王だった。意外に小さかったが、太い行軍を引き連れて歩く様子は見事で、基本的な行動や姿は東南アジアのヒメサスライアリと同じだった。

急いで帰り、食事の時間には間に合わなかったが、ビールで乾杯した。食事はないと思っていたが、給仕が少しとっておいてくれたものをありがたくいただいた。
寝る前に少し実験し、バケツに採ったグンタイアリをアルコールで殺した。一日中足の裏が痛いと思ったら、大きなトゲがささっていて、ピンセットでえぐり出したら、ハキリアリの脚だった。
今日もシャワーは出ず。