断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

6年以上放置していた原稿がようやく出来上がった。早く出したかったのだが、共著者分の作業内容がなかなか届かず、全く進めることができなかった。こちらはしびれを切らしたので、「もう出来上がったし、これでいいと思うし、早く出したいので見てくれ」と言ったら、すんなり了承してくれた。やはく同じようにすればよかった。まだ多数の未完成の原稿を抱えているが、相手が主著で何年も待たせているものはないと思う。あったらおしえてください。

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最近は最優先事項として、すべてを投げうって環境省レッドデータブックの原稿を書いている。この仕事では、私を経由して人様に依頼した原稿が膨大にあって、それの見直しで自分の純担当分がなかなか完成できなかった。締切が去年の年末だったのだが、先方からは4月に入ってからお知らせがあり、そこからダラダラの何もできずに時間だけが過ぎていった。むろん、会議に毎回出ていたので、締切は「知らされてはいたのだが、忘れていたので知らなかった」。というわけで、今一番大きいトド中のトド(=to do つまり、やるべきこと)。
私は厚顔無恥な面もあるけど、繊細な面も少しあって、締切というものがあると気になってしまって、それに手を付けられない状況だと非常に神経がすり減る。だから今回のペルー調査ではできるだけ忘れて調査に没頭しようと思っていたのだが、2か所目に移動する機内の機内誌で以下のような頁を見つけて、「人様に迷惑をかけているトドを忘れるな」との啓示を受けてしまったような気がした。