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断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

ミ・ω・彡

Raffles Bull Zoolに投稿した論文が3カ月を経て音沙汰なし。吉富さんも同様のようだ。急いではいないけど気になる・・・。

http://d.hatena.ne.jp/yoshitomushi/20140323

そういえば、同じ時期に出したZootaxaも音沙汰なし。編集者にメールしたら、一つも査読が届いてないそう。まったくもー。私もなかなかやらないんだけど、3か月はひどい。

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今日は標本箪笥の引っ越しだった。甲虫を1部屋にまとめて、移転に備えて作業を進める。今日の作業の間に森本先生にお聞きした話を:

1.九大式箪笥は、BMに留学していた江崎先生が設計図をもらってきて、BM式にそのとおりに作ったもの。研究室の予算が100万円の時代に80万円したそうだ。ちなみに、現在作ると、200万円はかかるらしい。これからドイツ箱に移して箪笥は捨てようと思っていたが、とても悩む。

2.森本先生がゾウムシを始めようと思って九大に来たとき、江崎先生にどの分類群をやりたいのかと訊かれ、「ゾウムシ全部です」と答えたら、「ゾウムシは非常に大きいから、そんなことヨーロッパで言ったらキチガイだと思われるぞ」と云われた由。(結局、ほぼ全分類群を知りつくされている。)

3.当時は文献収集と言えば、古書店で文献を買うしかなく、非常にお金がかかった。江崎先生に「医学部に編入して、医者になって稼いでからゾウムシを始めたほうがいい」と云われた由。当時は農学部から医学部への編入試験があったそうだ。

4.森本先生が集めた文献の量は、幅40メートル。一番の珍本は誰かのモノグラフ(失念)で、滅多に出ないし、出ても100万円以上はするとのこと。来年は甲虫の部屋にこれらの文献も並ぶことになる。

私たち青二才は論文を書くとき、10のことを勉強して、8や10、ときにそれ以上のことを書こうとする。でも本来、研究における知識というのは、100のことを勉強し、101、102と増やしつつも、1、2、と小出しにするべきものである。森本先生と話していると、背景にある計り知れない知識と努力をひしひしと感じ、自分の研究や知識の軽さに、いつも身の引き締まる思いがする。

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山本君が学府賞をとったとかで、見せに来てくれた。金尾君も受賞している。二人ともおめでとう。

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うちのナマズ。アホなようで、警戒心が強い。いつも

ミ・ω・彡 という顔をしている。

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