もうすぐ帰国
今日で調査は最後。今晩、いくつか追加採集をして終わり。明日、FITを回収して、早々に町に戻り、明日は別の場所に1泊だけする。
成果は目標の2割といったところ。今日、ようやくヒメサスライアリが見つかったが、引っ越しは見られなかった。しかし、小松君とペイちゃんのおかげで、数種のハネカクシと寄主の新しい関係がわかったのは収穫だった。古い標本やトラップ採集で得られた「形態から好蟻性には違いないけど生態不明のハネカクシ」の生態ははっきりするのは、なんとも興奮するものだ。
昨日、ちょこっと寄った場所が乾燥したフタバガキ林で、雨で1時間もいられなかたっが、いくつか今回の調査の新顔が見つかった。
アオバナテングビワハゴロモPyrops viridirostris。かわいい。
タマヤスデを襲うハシリハリアリの一種Leptogenys sp.。青くて美しい種。この後、解体するわけでもなく、重そうに巣に運んで行った。
アリネジレバネの雌。雄はアリに寄生するが、雌はバッタ目に寄生する。中瀬博士にお土産。