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断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

谿間にて

昨日の夕方から、チェンライの山奥に入った。

昼ごろにドイステープを下り、市内でおろしてもらい、そこでタクシーに乗り換え、チェンライの小学校の駐車場へ。そこで採集人の方のハイラックスに乗り換えて、1時間弱、ものすごい山奥の谷間の村に到着した。

国立公園のなかにある非保護区で、見渡す限り森におおわれている。

早速、小松君と歩くが、時期と天気が悪いせいで、ほとんど虫が見つからない。キノコシロアリの菌園を掘りだしても、ほとんど共生者がいなかった。この時点で、2人とも成果は見込めないだろうと見限った。

前回と今回の旅行で強く実感したのだが、インドシナでは(少なくともタイでは)、小甲虫類を中心とした「雑多な虫」の大半は4月から5月が良い。ツノゼミは乾季に限る。採集人の方も、この時期になるともう虫がいないとおっしゃっていた。

夜は土砂降りのなかベランダで水銀灯を焚いてくれた。さすが見渡す限りの森だけのことはあって、悪条件のなか、多数の蛾が飛来した。

ーーー

朝から豪華な料理をいただき、9時過ぎに森に向かう。恐ろしい悪路を車で進む。雨になると帰れなくなるとのことで、採集人の方は車を家に戻しに行ってしまった。

その間、息子のボン君が案内してくれた。

小松君がアオハブを見つける。どこの国へ行っても、山に暮らす人々は非常に毒ヘビを恐れる。ここも例外ではなく、撮影中もボン君が石をぶつけようとしており、制止するのに苦労した。戻って来たお父さんにも、近づいちゃダメだと注意された。

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昨晩、このあたりにいる虫の標本をいくつか見せてもらい、今日の目的をビワハゴロモに定めた。昔から憧れていたPyrops clavatusがたくさんおり、素晴らしい光景だった。

昨晩飲んだお茶のせいで一睡もできなかった小松君も、喜んで撮影していた。

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これは私が撮影した写真。

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小雨になったり少し晴れたり、落ち着かない天気だった。とにかく素晴らしい場所。(たぶん、遠くの深い森は国立公園内だろう。)ボン君と。

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