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断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

日本のヒゲブトハネカクシ総説 第一弾

日本産甲虫の最難関であるヒゲブトハネカクシの総説を開始しました。タイプ標本の再記載です。2011年にロンドンとシカゴに行かせていただいて、そこで3か月近くかけてじっくりとタイプ標本を検討してきた結果です。これまで日本産種は既知種の正体が不明だったので、分類研究の大きな一歩になると思います。

それでようやくその第一弾である以下の論文が出ました。PDFが必要な方はメールください。

Zootaxa 3887 (3): 393–400
Synopsis of the Japanese species of Aleocharinae (Coleoptera:
Staphylinidae), with review of the type specimens I. Tribes Himalusini and
Leucocraspedini
MUNETOSHI MARUYAMA, SHÛHEI YAMAMOTO & TARO K. ELDREDGE

写真のProtinodesはルイスが東京で採集して以来、まったく採れていません。似たものをお持ちの方は、ぜひ写真をお見せください。系統的にすごく変わった種です(見た目は大して変哲ありませんが)。

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そして、この論文ではLeucocraspedumという属もまとめました。3種が1種( rufotestaceum Bernhauer, 1927 )になったというだけです。琉球には別に1新種いますが、その記載はいずれということで。

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