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断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

謹賀新年

昨年は節目ともいうべき40歳を迎え、公私ともにさまざまなことがあった一年だった。

大きな出来事の一つとしては、やはり『昆虫はすごい』(光文社新書)の出版があった。予想を大きく上回る反響があり、ラジオやテレビの出演、雑誌や新聞の取材などにも忙しい年になった。昆虫の多様性の大切さや面白さを世間の人たちに知っていただくのが私の研究の目標の一つであり、この本のおかげで機会が増えたのは幸いなことだった。

海外調査のほうは2月のマレーシア、6月と7月のタイ、8月のカンボジアと少なく、あまり長期で出かける機会はなかった。実はアフリカに行く予定もあったのだが、エボラ騒ぎで自主的に延期とした。来年こそはと思っている。

本業のアリ・シロアリ共生昆虫の研究の成果はまずまずで、主著だけで8本ほど出すことができた。どれも5~10年来論文化しなければと思いつつサボっていたものである。同様に発表すべき成果がまだ多数あり、今年はきっちり論文を出す一年にしたいと思っている。

教育面では、優秀な学生たちに恵まれ、今春はそのなかの一人である金尾太輔君の学位取得が目前に迫っている。彼の努力が見事に結実した博士論文となりそうである。