断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

あまりにも疲れていたので、今日は10時まで眠り、仕事をして、その後少し午睡をした。 気付いたら誕生日だった。 夕方、細石君おすすめのLe Grand Cafeに夕食を食べにでかけた。落ち着いた素敵な店だった。店員さんは半分フランス語に半分英語という話し方で…

あっという間に金曜になってしまった。あと6種ほどなので、来週の月曜と火曜で雄蟻は終わりそうだ。働き蟻も一通り撮影して、余った時間で甲虫を見よう。 メルツさんは来週からパリへお茶のテイスティング旅行に出るそうで、今日でお別れとなった。スイスの…

昨日も今日もひたすらにヒメサスライアリの雄を解剖したり、いろんな角度で撮影したり・・・。一緒に小さな定規(「顕微鏡用マイクロルーラー」)を撮影すると、あとで正確なスケールを引くことができる。これはコメツキムシ屋さんの渡辺さんに教えていただ…

今日からジュネーブ自然史博物館Muséum d'histoire naturelle de la Ville de Genèveへ。朝ホテルを出るが、博物館行きのバスに乗るのに一苦労。知らない人に両替してもらったり、道を聞いたりして、ようやくバスに乗れた。 10時すぎに博物館に到着し、今回…

今日はジュネーブへの移動日。スーツケースが23キロ、顕微鏡とカメラのキャリーケースが18キロ、パソコンや書籍のカバンが12キロの大荷物で、エレベータのないアパートの5階から下ろすことから始まって、チューブ(地下鉄)に乗って、空港のチェックインまで…

今日は昼過ぎにコインランドリーで洗濯。夕方から土産の買い出しに街に出かけたのだが、イースターの日曜日ということで、主要な店はほとんどお休みだった。夕方にピカデリーサーカスのエロスの像で竹松さんと待ち合わせ、竹松さんのご案内でWhittardという…

今日はゆっくりと起きて、学生さんの学振の書類を手直しした。 月曜からジュネーブに移り、Forelのヒメサスライアリのタイプ標本を検討する。それに備え、原記載の論文をダウンロードし、内容の確認を進めた。Forelの記載はかなりしっかりしており、あれだけ…

今日で無事に自然史博物館での仕事を終えた。東南アジアの標本を見る機会がほとんどなかったのが残念だが、日本産種についてはすべて終了した。あとは夏に短期でシカゴに行き、Bernhauerの標本を見れば、日本産のヒゲブトハネカクシの既知種の98%くらいはわ…

早朝より出勤。Atheta、なんとか終わりそう。よかった。標本室へ行ったら、大航海時代の標本が無造作に置いてあったので、記念に撮影した。すばらしい。 ダーウィンの採集品。 なんと一部はリンネのコレクションだった。つまり250年以上前のもの。意外に色あ…

Atheta.....死ぬ気でがんばる。 博物館に来ているフランス人の若者と話した。最近、アリノスハナムグリの仲間のCoenochilusの一種をパキスタンから新種記載したという。その話を聞いて、見た目は若いが、大学生なのかなと思ったら、なんと15歳だった・・・!…

Atheta....甲虫最難関といわれるだけのことはある。 横井さんと中華料理で昼食。South Kengintonの駅前にある「Jia」という店で、とてもおいしい。 夕方、横井さんが帰られる。年末にスラウェシにご一緒する約束をした。

午前中にOxypodaを終了し、Atheta s.lat.の開始!! 本当に難しい・・・。日本での多様性はものすごいものがある。新種が100以上あることは間違いない。今の仕事はその下地となる。hoc opus, hic labor est 今日明日とカミキリの横井さんが滞在される。そし…

フィットチーネを食べていて、これは甲府のほうとうではないかと思い、今朝は先日入手した味噌汁の素でほうとう鍋を作ってみた。やっぱりほうとう。 夕方から竹松さんと辻さんと飲みに行く予定だったが、ちょっとしたことがあって、欠席させていただいた。楽…

疲れてゴロゴロ。

今日からOligotaとOxypodaを開始。前者は1ミリちょっとの極小、後者はきわめて難解。でも、名前がわかるというのは、面白いものだ。 終業後にヴィクトリア&アルバート博物館へ出かけた。日本コーナーをじっくり見る。印籠や根付などの小物が楽しい。硯箱に…

昼過ぎに久々に竹松さんのところへ遊びにいった。日曜に辻和希さんがくるそうで、飲みにいくことに。Protinodesの形態をみて、どこかで見覚えがあるなと思っていたら、最近Himalusaという属が記載されており、そのものだった。つまりHimalusaはProtinodesの…

今日もMyllaenaの続き。意外と難航している。地理的に分化しているようで、Sharpが長崎と箱根から記載したM. japonica Sharp, 1888のシンタイプは長崎と箱根で別種のようだ。箱根のものが雄だったのでレクトタイプにした。 また、Protinodes puncticollis Sh…

今日からMyllaenaを開始。しかし、未同定のツノゼミを片付ける必要があり、途中で2時間ほどツノゼミを見てしまった。それにしても、百聞は一見にしかず。大昔の検索表で同定した種の半分は誤っていた。ツノゼミの角のような複雑な形はかえって文章で表現する…

先週末からFalagriaを開始し、今日終えた。そして帰り際にDeinopsisを撮影する。楽しみにしていたMyrmecoporaは韓国へ貸し出し中だった。残すところ2週間。急いで進めなければ・・・。 ーーーー ANeTは2011年10月17〜21日にタイ南部のソンクラー大学であるよ…

今日も昨日の続き。明日の午前中には終わり、新しい材料に移ることができそうだ。 夕方から息抜きでツノゼミを見ることにした。タイプ標本がたくさんあるので、自分の標本の名前がどんどんと判明して、非常に面白い。東南アジアは予想以上に手つかずで、たと…

暖かい。プラタナスの芽もずいぶんと開いてきて、あちこちに緑が見え始めた。ヨーロッパトビイロケアリLasius nigerの姿も。 今日も昨日の続き。明日の午前中には終わり、新しい材料に移ることができそうだ。 夕方から息抜きでツノゼミを見ることにした。タ…

昨日は20時に眠ってしまった・・・。 今日はCoenonicaやSilusa関係の続き。日本から記録されているSilusaの大部分は別属だった。 実質的な作業時間はあと2週間になってしまった。終わるかどうか・・・。少なくとも遊びの時間はなくなってしまった。精進ある…

土日は疲れて動けなかったので、論文の校正などしつつ、ネットで映画やドラマを見てゴロゴロした。 昨日の夜は日本料理の店「Tombo」で、鶏肉の照り焼きどんぶりとみそ汁を買って食べた。包んでもらっている間、こちらの人が大福などを買いに来ていた。 今日…

今日からHomalotaに着手。日本産3種のタイプを見たら、真のHomalotaは1種のみで、後は別属だった。だったら何に含まれるのかと、Silusa、Stenusa、Coenonicaのタイプ種の標本を解剖し、残りの2種と比較したりした。これらの属は非常に複雑な分類学的変遷を経…