断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

夜と朝は肌寒く、今日も寒さで目が覚めた。張り切り過ぎて、早くも疲れ気味。 今日もハネカクシで大収穫があったが、それは研究上のヒミツということで。 小型のスズメバチがトウヨウミツバチの巣を襲っていた。ミツバチの威嚇で諦めてどこかに飛び去った。 …

朝から濃霧におおわれ、時折小雨がちらついていた。朝起きると昨晩遅く帰って来た島田さんがハネカクシを手渡してくれた。今回の主目的だったもので、本当にありがたい。今回の調査の目的は早々に達せられた。あとは偶然の珍種を狙うのみ(変な言い方だが)…

朝起きてホテルの食堂で朝食。ジュースがかき氷のシロップだったりして、全体にいまひとつ。 午前中はトラップ類を仕掛ける。久々のM式FITの出番で、3人で45基を仕掛けた。最初の私の30基はJeriau Waterfallという滝の近くに仕掛けた。以前にここでColil…

朝、マラヤ大のマイクロバスに迎えに来て頂き、マラヤ大でロスリーさんにご挨拶。 それから大きなスーパーで買い物をする。そこに携帯電話の店があり、USBモバイル装置を2500円で買った。だからこうしてブログが更新できている。 途中のレストランでナシチャ…

金尾君と福岡空港で待ち合わせ。ゴルフ目的でバンコクに行く人が多く、機内はかなり混んでいた。台風が心配だったが、なんとか飛行機は飛んだ。 20時過ぎにクアラルンプールの空港に到着し、中峰さん、小松君、島田さんと合流した。タクシーでホテルShah's V…

今日は分刻みの行程だった。 そんななか、昆虫学会の要旨を登録したり、天神まで国際免許を取りにいったりした。 それにしても暑かったぁぁぁ。

展示の準備やらいろいろでバタバタ。 北大の簑島君が林さんと共著で修士論文を出版した。軽く目を通したが、あまりにもすごい。おめでとう! Yusuke Minoshima & Masakazu Hayashi (2011) Larval morphology of the Japanese species of the tribes Acidocer…

私の師匠である直海俊一郎さんのハネカクシ標本を引き取らせていただくことになった。今年は予算が厳しいので、いつものように運送屋を使わず、レンタカーでトラックを借りることにした。 金尾君とともに10時に箱崎を出て、熊本市内のご実家へ出かけた。 荷…

先日取材を受けた博物館の昆虫標本の記事が新聞に掲載された。内容はともかく、博物館が「750万点の資料を収蔵している」とか、「2018年に伊都に移転予定」などと、一言も言っていない誤りが掲載された(前者は訊かれて強く否定した)。新聞の取材には慎重に…

「ツノゼミ ありえない虫」の見本が朝一番で届いた。色校で穴が開くほど見たが、実際に本になると感動する。装丁もすばらしくかっこよい。本が世に出るころにはマレーシアにいるが、帰ったら制作の裏話でも紹介したい。 今日は朝から夏の昆虫展の準備で、標…

午後から展示のチラシを作成する。それから会議、展示の打ち合わせ・・・。夜にソファーで30分ほど眠る。ちょっと疲れ気味かも。 明日は展示用標本の撮影、レッドデータブック関係の資料作成、「蟻」の編集を終わらせる。

超大型のホシカメムシLohita grandis(学名は変遷があるらしい)。オスの腹部がとても長い。特定の木にたくさんついていたが、そのほかの場所では一切見なかった。おそらく寄主特異性がつよいのだろう。面白いのはオスの多型で、翅端までの体長が大きくなる…

道端の崖でみつけたオサムシ類。 ヒトツメアオゴミムシChlaenius deliciolus。日本のと異なり、胸の黒い線がはっきりしている。お聞きしたところによると、日本にも黒い線の出るものがいるらしい。崖を這っているという習性を見出したら、とたんに簡単に採れ…

今日もドタバタ。いくつか仕上げるべき原稿があり、手がつけられなくて困ってしまうが、タイで採集したツケだろう。 今日は藤沢周平の「闇の穴」を読み終えた。藤沢周平の本は空港で確実に売っているので、ひとまず見かけないものは買ってしまう。以前はあま…

うちの畑。今年でトマト4年目。年々連作障害が出て、成長が今一つになっている。それでも大量の堆肥を入れているので、最低限の収穫には問題ないだろう。スカシユリが咲き始めた。去年より花数がずいぶん増えた。

ツノゼミいろいろ。 Ebhul variumという蟻との関わりの強い属のツノゼミで、写真の雌は抱卵している。今回最も見たかった種の一つで、見つかってよかった。 Leptocentrus taurusという大型でかっこいい普通種。 Gargara sp.という街中にもいた普通種。 Trice…

ゾウの村で、小さなエンマコガネOnthophagus sp.がトカゲの糞を転がしていた。突き飛ばすように一所懸命に転がしている。エンマコガネでもこんな行動をするとは知らなかった。

昨日は1998年当時の昆虫体系学教室の仲間が集まり、同窓会が開かれた(本当は別の目的があったのだが)。集まったのは、当時、学部4年の上杉君・二見さん、修士1年の丸山、修士2年の影沢さん・大野さん、博士1年の溝田さん・広永さん・八尾さん、博士3年の坂…

今回はゾウの村に出かけた。ゾウが一杯いて、当然その落し物もたくさんある。(この仔ゾウが好奇心旺盛で、突然追いかけてきてびっくりした。) 道端のゾウの糞の横に大きな土の山のあるのを見つけた。手前にある50ミリチューブ(長さ12センチメートル)と比…

タイに通い始めて、「いつか見つけられるかなぁ」と常々憧れていたゴミムシがある。それはアカヘリエンマゴミムシMouhotia planipennis(体長55ミリメートル)。標本商では簡単に手に入る虫だが、日本人が採ったという話しを聞きかない(そういう虫は多いで…

朝、チェンマイより戻った。 雨季の始りで虫は多かったが、目的の物は時期外れで全然だった。残念・・・・。 ーーーー ちょこちょこと写真を紹介。

今日もバタバタ。 午後一番に昆虫学教室のゼミに出た。ゼミはこうであってほしいと思えた。 明日から出発。 ーーーーー 陸前高田市立博物館が津波にのまれ、職員の全員が亡くなり、同時に多くの資料が波と泥に洗われた。その後、岩手県立博物館の方々中心になって…