断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

講義

 最近、アカマダラハナムグリという比較的珍しいコガネムシがワシタカ類の巣に住むという報告があり、そのことがあちこちで話題にあがっている。実はこの話し自体はすでにいろいろなところに広まっていて、いわば公然の秘密といった状態であった。ワシタカ類は密猟者に狙われやすく、その調査結果が環境アセスメント守秘義務に関連していたのか、なかなか発表されずにいた。それにしてもその報告には、意味の通じない言い回しがいくつもあった。とくに締めくくりの「キーストン指標種」という言葉は初耳で、なにかの言葉の混同・覚え違いをしているのかもしれない。

 今日は第1限から授業で、朝6時に起きて出勤した。今日で最後から2回目と思うとすこしさみしい。最近ようやく学生の顔を見る余裕がでてきたというのに。

 午後から実験を行ったが、アリのPCRはどうもうまくいかなかった。

 終電3本前帰宅。