断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

蟻研2

朝8時に起き、風呂に入る。昼間は暑く、クーラーがないのは心細かったが、夜は少し寒いほどに気温が下がり、快適に眠ることができた。

9時からは松本先生のご講演。思い出話し満載で、随所に笑うところがあって、とても楽しかった。そのあとは一般講演で、自分は「ケアリ属における社会寄生の進化の日本産種の分類の問題点」という題で話した。予想通り、「エメリーのルール」という蟻における社会寄生の重大原則の解釈に関して質問をいただいた。また、あとで色々な方に質問いただいたり激励していただいたりしたのは有難かった。

夕飯前に名城大の阿部君と信大の小松君で近所の神社で採集した。社殿にテラニシケアリの大きな巣があり、ちょうど運良く羽蟻が出ており、ついでにアリヅカコオロギも採集できた。

夜は飲み会となり、会長の久保田先生とゆっくりお話しできたのは楽しかった。久保田先生は好蟻性昆虫が大変お好きで、いつも会話がはずむ。それにしても、84歳というご高齢にも関わらず、信じられないくらいお元気な方である。最初の2時間くらいは(なぜか)立ったまま飲んで話していたが、それでも全くふらつくことがないし、座ろうというそぶりもお見せにならない。また、そのあとにソファーに座っていたら、「電気ブラン」というお酒を持ってきてくださったのだが、40度もあるというのに、ぐびぐびお飲みになっていた。

釣られて飲みすぎ、吐き気とともに就寝。