断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

若手虫屋の会&鳴く虫観察会

今日は昼から科博で鞘翅学会の例会があり、以下の内容で外来生物法と外来甲虫の問題点について3人の演者の方々にご講演いただき、ちょっとしたシンポジウムのようだった。かなりの濃い内容だったが、観客が少人数で、ちょっと贅沢な感じがした。

特定外来生物法について」長田啓(環境省自然環境局野生生物課)

「昆虫類における特定外来生物の選定」高桑正敏(神奈川県立博)

「ペット甲虫を巡る最近の動向」荒谷邦雄(九州大学・比文研)

最後の講演が終わる直前に例会を抜け出し、京王線高幡不動駅近くで開かれた、若手虫屋の会の幹事会に出向いた。幹事の再編成と今後の会の活動について話し合い、前向きな内容で意見が一致し、無事に幹事会を終えることができた。そのあとは、そこからすぐそばの多摩川河川敷で鳴く虫の観察会に参加した。若手虫屋の会のちょっとした行事である。関東地方では非常に少ないマツムシやスズムシの多い場所で、他にもハタケノウマオイやコオロギ類など、一通りの鳴く虫の声を聞くことができた。また、初めて見るウスバカマキリには感激した。安定した草地にのみ生息し、全国的に減少しているカマキリである。写真はマツムシ。