断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

「苔の話―小さな植物の知られざる生態:秋山弘之著(中公新書)」をここ二日で読了。コケに関する雑学の集大成という感じで、基礎的な生活史の話しから、分類や生態の話しがほどよく詳しくまとめられており、最後まで楽しく読めたし、勉強になった。ただし、「ほどよく」というのはこちらの感覚であって、専門的なところまで話しが込み入っているので、よほど植物に興味がないと、新書としては少し難しい内容かもしれない。まあ、難しいところを飛ばせば、十分に楽しめる本だと思う。

苔の話―小さな植物の知られざる生態 (中公新書)

苔の話―小さな植物の知られざる生態 (中公新書)