断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日は後期初めての講義だった。必修とは聞いていたが、97名の学生さんが履修しているというのには、今朝初めて聞いて驚いた。教室に入ってみると、100人教室にびっしりと人が詰まっていて、ちょっと驚いてしまった。緊張するかと思ったが、昨年からの慣れがあったせいか、意外にも平気だった。

文系の学生さんを相手にするが、「自然保護と環境保全」というどちらかといえば生物学に関わる内容の多い講義なので、高校のときに生物を履修したことがある人の数を聞いてみた。結果は半々といったところだった。昨年のテキストには「難しい」という感想が多かったので、今年はもう少し噛み砕かなくては。

初回なので、講義の意義や学んで欲しいことの説明をした。興味深そうに聞いてくれる学生さんも多かったし、途中で書いてもらったアンケートでは講義に対する意気込みを書いてくださった人もいたので、ひとまず安心した。これから学生さんの反応を見つつ、できるだけわかりやすくて心に残る講義をやっていきたい。この「心に残る」というのが自分にとっては重要である。社会に生きる人間として、何かあるたびに自然や環境の大切さを考えるきっかけの一つに、この講義がなればと思っているからだ。