断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

ちょっと前のニュースで一分咲きと言っていたのに、新宿周辺の桜は満開に近かった。すでに花びらを落としている木もあり、その美しさよりも、季節の移ろいの早さに対する焦りを感じた。「あと何回桜を見られるのだろうか」とは思わないが。

今日はDNA実験の続き。といっても、ハネカクシ16種のDNA抽出とプライマーの注文をしただけ。プライマーは、友人がクワガタ用に設計したもので、16Sだし、たぶん大丈夫だろう。ハネカクシとクワガタはかけ離れた印象だが、実は甲虫のなかではそれほど遠縁ではない。

合間を縫って原稿書き。明日には一つ仕上がるだろう。終わったらイギリスとドイツの友人に送る予定。

夕方に浜野さんが来て、念願の描画装置を持ってきてくれた。非常に使い易そうな良いもの!ただし、20年ものなので、レンズのコートが剥げかかっていて、その部品も探す必要があるとのこと。描画装置本体に3年待ったのに、まだ時間がかかるのか・・と思ったが、覗いてみると赤っぽく見えるだけで、十分に使えそうだった。

今年退官の武田さんの後任がこの4月からくるが、どうやら今自分のいる部屋を使うらしい。それに伴い、自分の引越しの準備をしているが、結構な大荷物なので、どこに収まるか不安だ。

帰りの電車は花見客の酔っ払いで溢れていた。とくに高田馬場駅の早稲田の学生ときたら、駅前に寝転がったり、騒いだり、人にぶつかったり、楽しそうでうらやましい。

帰ったら先日の集中講義の明細が来ていた。驚くほど良い額だった。年度末なのでこのところいろいろと振り込まれる。思わず舞い上がってしまうけど、もう学振の給料は終わってしまったので、ぱーっと飲みにいったりしてはいけないと自分に言い聞かせている。

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