断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

「ニュースです。あのSさん(軽音部OG)より5,6年ぶり?・・・メールが来ました。嬉しいです。しかし、残念ながら結婚されたそうです・・・こちらがHPです↓↓↓。まだ、音楽を続けていらっしゃいますね。http://www.geocities.jp/nanamarinobossa/」と、新婚の大学の後輩からメールがきた。HPを見ると、お、ボサノバではないか。このSさんは美人で背が高くて目立つ人だった。この後輩と学祭実行委員をやっていた関係で、クラスは違えど何度か話したこともあった。自分も大学時代からボサノバ好きだったが、この人も好きだったとは知らなかった。早速、この後輩とともに来週のライブに行くことになった。スタンダードが好きなようで、楽しめそうだ。

雨が続いているが、日曜に晴れるというので、日帰りで信州へ小遠征に行くことにした。朝7時20分の新宿発のバスで茅野に行き、茅野でレンタカーを借り、一日あちこちまわって、夜に再びバスで東京へ戻る予定。目的は亜高山帯性のハネカクシとアリノスアブの蛹。写真は採りたいものの一つ、タカネアリノスハネカクシLomechusoides amurensis。今日はバスもレンタカーも予約した。これで雨が降ったら・・・・悪いことを考えるのはやめよう。

今日はドイツ語の記載論文と格闘した。記載と検索表を英訳して使う必要がある。こんどの東旧北区産アリヤドリ属Thiasophilaの論文でドイツの大家Zerche氏と共著の予定だが、彼の先行研究が全てドイツ語なのだ。そしてその論文が精緻な研究だけに、それを下地にしない理由がないというわけである。しかしドイツ語はキツイ。疲れた。来週は同じようにフランス語の検索表を英訳する予定だけど、フランス語は生理的に好きなので、これは楽しみな仕事。分類学というのは200年以上前からの古い論文がずっと生き続ける世界である。古い論文は著者の母語で書かれることが少なくなく、また、いまの時代の英語のように、その時代ごとの主要言語で書かれることが多いので、おのずと言語の壁が何重にも立ちはだかるのである。

夕方、芳賀君の書類をみせてもらう。DC1だが、「みせてもらう」と言ってしまうくらい、読んでいて楽しめたし、完璧な出来で、赤を入れるところがほとんどなかった。あとは通ることを祈るのみ。