断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

朝から実験室の掃除とミーティング。その後実験。まぁまぁ上手くいっている。昼食はみんなで新大久保の「近江家」で蕎麦。初めていく人にも好評だった。蕎麦の香りが鼻に抜ける。

信大の小松君からアリヅカコオロギの巨大系統樹。よくやりました、という感じ。いくつかコメントせねば。

某書翻訳は中止に。学会中に幾人かと話しているうちに、考え直すことにした。まず第一に、時間との兼ね合いの問題がある。あれだけの大著なのだから時間がかかるのは当然だが、訳者によっても読者にとっても、それだけの価値があるかどうか。教科書としてすばらしい面はあるが、某氏もおっしゃっていたように、系統仮説の選択等、彼らの独断を一般化しているところがあり、決して客観的なレビューではない。複数の仮説について中立的に紹介してあるものが教科書の条件である。また、内容はあくまで「系統進化」である。関係分野を専攻している学生には必読の書にちがいないが、他の分野の学徒に広く受け入れられるかどうか。完全な教科書でもなく、専門性も強い。ならば必要な学生が自分で読んだほうが早いということ。他の人が訳し始めたら申し訳ない気もするけど。。。その際、甲虫の部分は協力します。

どうにも眠くなり、一通りの用事を済ませた後、実験室階下のロビーのソファーでしばし昼寝。ExoSapしている45分のつもりが・・・。シーケンス反応まで終わらせようと思ったが、今日は中止。

夕方から実験室で壮行会を開いてくださった。23時、終電ぎりぎりまで痛飲。

壮行会は急だった。というのも、今週から小笠原に行く予定だった西海さんと岩見さんが台風で予定を1週間ずらしたからである。940hpaとは・・・。