断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

昨夜にResearch planをNewton氏に送ったら、早速今朝、お返事が届いた。日曜なのに忙しい人は大変だ。「and of course very ambitious!」といわれてしまった。

本の1章に関して、上野輝久氏より示唆に富む御指摘を頂く。StaphyliniformiaとScarabaeiformiaの関係についても紹介してよかったのではないかと。ページ数の都合上から情報の厳しい取捨選択を迫られたのも事実だが、たしかにこの件も重要だったかもしれない。重要な情報を頭から選んでいけばよいのだが、読者の目を思うとそれもそう簡単なものではない。不足部分を何かの和文誌で改めて紹介するのもよいのではないかと思っている。

濱口さん経由で木野村先生から激励を頂く。朝から感激してしまった。その他メール多数を見るも、返事をする時間が取れず。理由は引越し。

今日は福富君に車を出してもらい、科博においてあった文献類を自宅へ運んだ。すでにかなり運んだのだが、それでもかなりの量だった。家で本を下ろしたあと、こんどは福富君の会社(チビッコの理科学校)へ金魚を運ぶ。うちで飼っていたものを引き取っていただけることになったのだ。ビニールに金魚を詰め、昨日掃除した水槽と一緒に車に積み込み、中野の会社へと運ぶ。90センチの大型水槽なので、作業も一苦労だ。大きな金魚とその仔魚なのだが、雄親がワキンで、雌親がチャキンなので、その仔魚たちはみんな面白い姿をしている。学校に来る子供たちは絶対に喜んでくれるということで、一安心。しかし、毎日水槽を眺めるのが楽しみだったので、少し悲しい別れだった。

今日は本の出版契約と打ち上げの予定だったが、担当の方が風邪を引いてしまったので中止。この先の予定は全て埋まってしまったので、どうしようか・・。打ち上げ中止は残念だったが、久々に早く帰ってきて休むことができた。

写真は東南アジアの地下性サスライアリDorylus laevigatus。近年調査法が確立された。バスケットを地面に埋め、そこに油を垂らすと、写真のように集まってくる。これを篩うとなかにハネカクシが見つかる。マレーシアでの調査では、1週間で5新属10新種を採集した。