断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

この派遣の受け入れ先はAlfred F. Newton Jr.さんである。夫人のMargaret K. Thayerさんとともにこの博物館に勤めている。今日はお二人との初対面である。

博物館の玄関(スーがいる!)から電話で呼び出してもらい、Newtonさんにご挨拶。メールでも感じ取れたが、とても温厚で優しそうな方である。あまりに博物館が広いので、どのような構造になっているか簡単には理解できそうもないが、どうやら博物館の脇が研究施設になってるようで、3階に地学と動物学の部屋が連なっている。まずは標本室や各研究室を案内いただく。標本収蔵のすばらしさは軽々と言い表せないものだが、とにかく現在記録されている世界のハネカクシ約5万種のうち、約半数の種がこの博物館にあって、すべてがきれいに整理されて収蔵されているのである。これが今回この博物館を受け入れ先とさせていただいた理由でもある。Margaretさんはハキハキとした明るい感じの人で、のんびりした雰囲気とNewtonさんとは対照的だった。今日は日曜だけあって他の職員がほとんどいないので、本格的な紹介は明日になるとのこと。また、部屋を1ついただいたが、とても広くて感激した。さすがアメリカとしか言いようがない。