断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日は久々のStaph Lunch。無翅地中性のハネカクシが海洋島に分布している理由について議論が盛り上がった。院生のDaveは絵が苦手らしい。論文の絵以外の部分は出来上がっているが、後が進まないそうだ。たしかに絵はつらい。自分の場合。先にすべての絵を終わらせ、あとはノンビリとテキストを書くようにしている。先に面倒くさいことをやるのはどんな仕事においても鉄則だろうが、とくに形態を見る場合、絵を描くときに重要な情報に気づくことが少なくないので、先に書いたほうが色々な面で有益といえる。

写真はお腹に長い角のあるハネカクシ。角は雄だけにあり、おそらく雄間の闘争に使うのだろうが、どうやって戦うのか見てみたいものだ。知る限り、この近縁群はみな腹部をぶつけ合って戦う。この種の場合、腹部先端と角のあいだに相手を挟んで投げ飛ばすような気がする。