断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

カウンターがそろそろ10万に達しそうな雰囲気。1年半で10万ということは、だいたい平均一日200件のアクセスがあるということか。しかし最近は一日に300-400件もあるので、加速度的に伸びそう。

アメリカの在野の研究者の方が好蟻性や好蟻性の甲虫の標本を預けてくださるとのメールが来た。少しだけ同定して返してくれればよいとのこと。全部で1000頭以上ある。リストには欲しいものばかり。本当にありがたい。ちなみに、研究用に借りた未同定の標本は、同定後は1/3を手元に置き、2/3を返すのが世界の常識。相手がBMであろうと律儀に全部返す必要はなく、ありがたく頂戴するのが筋。その際、こちらのダブりを差し上げると喜ばれる。そうやって様々な研究者や研究機関の標本が少しずつ世界に広がっていく。

お預かりしている共著論文のチェック。技術的に専門ではない分野なので、難しい・・・・。すみません。もうちょっと待ってください。

図鑑の改訂で誤同定を「Zyras sp.」と書いた点について、友人から「そりゃぁ、まずいんじゃないの?(だからといってどうしろとは聞かないで)」と言われてしまった。たしかによくないといえばよくない。しかしいまの段階では、他に選択肢がなかった。少なくとも誤同定よりは良いとも思っている。図版を差し替えて別の種を説明すれば良いのだろうが、個人的にそれだけはやりたくなかった(中根先生の図鑑であるし、図版に使われた標本に歴史的な意味がある)。なお、未記載種を図示するということ(和名先行を含める)を積極的に行うことにはかねてより反対であり、結果的に今回の措置がそうなってしまうことにはよい気持ちがしない。