断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

8時起床。初日の夜に台所がネズミに荒らされたので、昨夜ネズミ捕りを借りてクラッカーと落花生を餌に仕掛けたのだが、一晩明けて見事にかかっていた。クマネズミによく似ている。

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午前中は糞トラップの準備。初日と昨日でかなりの体力を消耗してしまったので、あとはのんびりと過ごす。午後からは小松君が見つけたシロアリの巣のある立ち枯れを見に行く。材を食べるヒラタハナムグリの仲間Dasyvalgus dohli、シロアリを捕食すると思しきアリノスハネカクシの一種Zyras sp.などが得られた。

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途中、小雨がぱらつく。立ち枯れを崩し進めると、テングシロアリの巣が現れた。テングシロアリの巣を眺めると、Pseudoperintini族の小さなハネカクシのほか、シロアリそっくりのハエが一緒に歩いている。これはと思い、立ち枯れの上部1.5メートルを鋸で切り、観察しやすいコンクリートの上まで運ぶことにした。

巣を崩すと、ハネカクシのほかにワラジムシがおり、さらにさきほどのハエがまとまって得られた。シロアリの行列を一緒に行進しており、小松君が見事な写真を撮ってくれた。タマバエ科かキノコバエ上科のように見えるが、何の仲間だろうか。帰ったら専門家に尋ねてみたい(写真は双方とも小松氏)。

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今晩もオオミツバチの来訪あり。作業に支障が出るので、捕虫網で掬い、熱湯をかけて殺すことを繰り返す。せっかくのお客さんに申し訳ないが他によい方法がない。