断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

9時過ぎまでゆっくり眠る。予定通り藤原さんとKL Sentralで合流、タクシーで大学へ向かう。お茶部屋で蝶蛾専門のソフィアンさんと再会。

12時過ぎに大学を出、Sri Gombakという町のGiantという文字通り巨大スーパーマーケットで買い物をする。

その後、Malaysian Nature Societyへ寄り、本を物色。欲しかったシンガポールのクモのガイドブックは見つからなかった。代わりに半島マレーシアの毒蛇の総説を購入した。

15時過ぎにUlu Gombakへ到着し、早速、新しく見つけたCrematogaster inflataの巣にロスリーさんを案内する。今までに見たことがないほどに巨大だそうで、とても喜んでいただけた。

昨日、小松君に釣り針をもらったので、釣りに出かけることにする。ヤシの葉で竿を作り、道糸はビニール紐を割いたもの、錘は石ころ、餌はミミズ。宿舎のそばの川で糸を垂らしてみた。魚は見えるがなかなか釣れない。30分後、ようやく釣れたのは10センチ程度のコイ科の魚であった。ミミズになかなか食いつかないので何を食べているのだろうと思い腹を割いてみたら、大量の寄生虫と藻類が詰まっていた。植物プランクトン食のようだ。釣りは久々で、なかなか気分がよかった。

夕食後、森へアリを探しに出かける。ヒメサスライアリは見つからず。ハシリハリアリの一種Leptogenys distinguendaの大きな捕食行軍があり、それを眺めるために地面に座ったら尻を5箇所ほど刺されてしまった。