断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

よく見ると違う甲虫。3種とも青い体に先端の白い触角というよく似た配色をしているが、実はそれぞれまったく別の科に属する。上段がハムシ(ハムシ科)で、中段がハムシダマシ(ゴミムシダマシ科)、下段がヘリハネムシ(アリモドキ科)である。上のハムシがおそらくモデルで、他の多くのハムシ同様、体内に植物由来の毒物質を蓄えていて、捕食性の動物が嫌うのだろう。また、ハムシがいたるところに目に付く普通種である一方、擬態者である後の2種は個体数が非常に少ない。これは一般的な擬態の法則によくあてはまる。他にはカミキリでも同じ配色のものがいたが、残念ながら撮影時に逃げられてしまった。

f:id:maruyamana:20070414131706j:image

f:id:maruyamana:20070410105729j:image

f:id:maruyamana:20070409180055j:image