断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

紹介し忘れていたが、科博にいたときに監修させていただいた本。鳥の部分は西海さんが担当。身近な鳥と虫が写真とともに解説してあり、それらを詠んだ俳句が引用されている。この手の本としては全体によくできていると思う。週末の趣味人に向けた本なので、とても読みやすく、また、和名の由来や漢字表記、別名もわかるので、純粋に生き物が好きな人でも楽しめるだろう。ただし、大きな声ではいえないが、初校訂正が行き届いていない部分があり、写真に関しては結果として同定違いとなってしまったものがあった(クルマバッタ→クルマバッタモドキ)。

俳句の鳥・虫図鑑―季語になる折々の鳥と虫204種

俳句の鳥・虫図鑑―季語になる折々の鳥と虫204種