断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

とうとう自分の写真がほとんど底をついた。これが最後かもしれないし、あと数枚出せるかもしれない。これからは小松君の写真頼みになるだろう。

それぞれヨロイバエ科とミズアブ科のきれいなハエである。ヨロイバエ科は日本には分布しないが、台湾以南の熱帯アジアには広く分布する。アフリカの熱帯地方にも分布し、旧熱帯を代表するハエのひとつかもしれない。甲虫を思わせるような背中はどうなっているかというと、小盾板という他のハエでは胸部背面の後方に小さく突き出た部分が、この科では非常に大きく発達し、翅を覆うようになっている。ミズアブ科のハエは世界的に分布し、幼虫は腐植質を食べるものが多いようだ。写真の種は陽の当たる葉の上で縄張りを張っていた。緑の金属光沢があり、なかなか美しい。

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