断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

毎晩1時間くらいは人様のブログを読んで楽しむことにしているのだが、ブログによって妙に重たいのもがあり、開けないことがある。gooやexblogはたまにだめ、amebloは常に重く、全然開けないことが少なくない。博物館も自宅も日本に比べてネット環境が今ひとつということもあるが、それだけに差がはっきりする。その点、yahooやhatena、livedoorはほとんど問題がない。アメリカから、ということも関係あるのだろうか・・。

明日はアメリカの独立記念日である。それに関係して今週は長い休日で、博物館は閑散としている(展示は大繁盛)。アメリカ独立の意味など到底理解できないが、そこに身を寄せている身分として今晩ミシガン湖に上がる花火だけは楽しもうと思っている。

オオズアリの江口さんからNikonMultizoom AZ-100という顕微鏡で撮影された写真が来た。あまりのきれいさに驚いた。いくつか撮影してHelicon Focusというソフトで画像を合成しているのだが、ゴーストがまったくなく、全体にすっきり写っている。この顕微鏡、「垂直視」というのがすごい。ちなみに自腹で買ったとのこと、それに一番驚いた。

来週はガムシのAndrew Short氏が来るそうだ。前にも書いたが、一昨年の年末に亡くなったヒゲブトハネカクシのSteve Ashe氏の後釜で、カンザス大の博物館に就職した。うらやましい身分である。アメリカでは主要な大学には必ず立派な生物多様性センターや博物館があり、日本に比べれば、分類学者の就職先はずっと恵まれている。アメリカの徹底した合理主義には見習うべき点とそうでない点が混在しているが、そのような合理主義のなかでも(本物の)多様性生物学や博物学が立派に息づいている意味を日本の大学は理解する必要がある。