断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

また遠藤周作を読んだ。「わたしが棄てた女 (講談社文庫 え 1-4)」。後半は胸を締め付けられるような内容で、とくに最後の10ページを繰り返し読んでしまった。人によっては泣いてしまうだろう。ここアメリカに来て再び読書熱が高まってきたが、その理由は「夜が暇」以外のなにものでもない。東京にいるときはほとんどほとんど終電帰りで、毎夜楽しい時間を過ごしていたのだが、こちらではそうもいかない。

昔はここのcuratorであり、後にカンザス大に移って多くの昆虫学者を育て、ヒゲブトハネカクシに関して多くの業績を残し、2004年に若くして亡くなったAshe氏にコブラ学名が献名されていた。最後の写真の毒の量とコブラの顔の迫力には血の気が引く。

http://www.mapress.com/zootaxa/2007f/zt01532p068.pdf