断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

午前中は英会話。朝起きたら9時半で、家を出たのが10時過ぎ。初日から30分ほど遅刻してしまった・・・。ほとんどの人が多少とも遅れてくるのだが、今日は新入りの方が2名おり、すでに自己紹介したことを後から重ねて聞いてしまった。

1人は初めて非日本人で、なんとマダガスカルから移住してきたとのこと。マダガスカル北部にはアジア系の人が住んでいるようだが、その人もタイ人とインド人の中間のような雰囲気の、明らかにアジア系の顔立ちだった。シファカ(キツネザル、英語ではlemur)の話しで盛り上がった。

常連の方がシカゴで初めて歯医者に行った話を聞く。2回の診療で1本の歯を少し削るのに、1200ドルもかかったそうだ。話には聞いていたが、恐ろしいことである。もちろん、こちらの人も医療保険に入っているわけであるが、保険料は大変高額だそうで、結局高い金を払うことには変わりない。また、貧しい人は保険に入れるはずもなく、虫歯は悪化にまかせるしかないようだ。その裏にはそれなりの理由(医師や職員の数=ゆとりある医療)があるのだが、金持ちしか医者にかかれないとは・・・。

昨日やりとりしたノミバエの論文をSociobiolに投稿。ディズニーさんが記載を担当し、私がその他の部分。長いDiscussionを書いたのだが、ほとんど削られてしまった・・・。直接的な事実以外の観測がお好みではないようだ。

日本は酷暑のようだが、こちらはこのごろめっきり涼しくなってきた。とくに夜は半袖では肌寒いくらいだ。秋めいてきていることがよくわかる。この夏はまともに汗をかかなかった。通勤の往復を除いてあまり外を出歩かなかったこともあるが、シカゴの乾いた気候も関係しているだろう。日本のようなジメジメとした汗ダラダラの夏、蕎麦やビールのおいしい夏が恋しい。そのときは不快に感じていたに違いないが、そんなことはすっかり忘れている。