断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

昨日今日と博物館で借りた台車で荷物を運び、9割5分方引越しが終わった。荷物を運びながら、わずか10ヶ月間で買った物の量に驚く。いやはや日常生活は消費生活だ。ものを買って消費するためにお金を稼ぎ続ける・・。ロクに働きもしない奴が言うべきことではないか。

ところで、新しい部屋にはベランダがあるのだが、ベランダに出るのに鍵が必要で、昨夜ベランダに出ようとしたとき、その鍵をポッキリ折ってしまった。しかも折れた鍵が錠のなかに残ってしまった。引越し早々に面倒なことをしてしまったと思いつつ、今日の英会話の帰りにペンチを買って、錠のなかに取り残された折れた鍵を取り出そうとするも、わずか2mmほどしか頭を出していない。出なかったら大変だ。そこで、鍵と錠のスキマに針金を突っ込んでホジホジして格闘。1時間もかかってようやく5mmほど頭が出てきてくれ、そこをペンチでつまみ出した。しかし出てきてくれてよかった。管理人室で新しい鍵をもらったのだが、その際、小箱にぎっちりと新しい鍵がつまっているのを見た。全室共通だそうだ。これもよかった。合鍵が残り一つではこころ細い。

なぜだか年に数回は「普通は壊れないもの」を壊して冷や汗が出る。タイプ標本という決して壊してはいけないものを扱っているので、こういうところで帳尻を合わせているのかもししれない、などと考える。