断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

ではまだないが、こんどのタイに持っていくヘッドライトを注文した。きっと気に入るだろう。ここ数年、LEDのヘッドライトを使っていたが、先日のマレーシア調査で「やっぱりLEDはダメだ」と悟った。LEDの重大な欠点は遠くに光が届かないことである。足元さえ、少しぼやける。暗いのではない。光が散乱するのである。白い光で色調がよくわかるので、マクロ撮影の照明や地面に顔をつけての細かい作業にはとてもよい。

同行した鶴君がナショナルの強力なクリプトン球のものを使っていて、それは非常に遠くまで光が届いていた。一緒に森を歩いていると、次々に暗闇を飛んでいる虫を見つける。夜間に遠くにある倒木を見つけることもできていた。またLEDでは、道のない森を夜間に歩いていると、少し先の目印も見えず、そのせいで道に迷うことも多かった。登山用のかなり明るいものにもかかわらずである。数年前に中国で洞窟に潜ったときにも、同様のLEDの欠点には気づいたのだが、先日の調査で成果や効率にも影響することもはっきりした。LEDは今後、撮影の補助や予備用に使うことにした。

今回は以下のものを注文した。鶴君が使っていた下の製品の後継機で、ハロゲン球である。電池が重いのが欠点だが、機能には代えがたい。

http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=BF-265BP

鶴君が使っていたもの。

http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=BF-180-Y