断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

ハネナシハンミョウTricondyla sp.(1段目)とクビナガハンミョウCollyris sp.(2段目)。

マレーシアにもこれらのハンミョウ(同種かごく近縁種)いて、私はこれらは良く目に付いて気の荒いオオアリCamponotus(3段目)に擬態しているのではないかと思っている。色調が大変良く似ている。しかしふしぎなのは、マレーシアにはこれらのハンミョウによく似たゴミムシダマシ(ナガキマワリStrongylium cicndelides(4段目)がいることである。点刻の状態から細部に至るまで、確実にアリよりはハンミョウに似ている。ハンミョウに似せてどうするのだろうか。いや、ハンミョウそれ自身が擬態しているとすれば、そのハンミョウに似せることにも間接的に効果があるのだろう。こういうのを「間接擬態」とでも呼べばいいのだろうか。

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