断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

月曜から今日まで札幌に出かけていた。今朝の札幌(日本海側)は大荒れで、無事に飛行機が飛ぶかどうか不安だったが、千歳に着いたら快晴で、全く心配には及ばなかった。新千歳空港は市内から遠くて不便と評判が悪いが、冬の間の積雪が札幌に比べて少ないので、この場所選びには意味がある。
月曜は薄野雪まつり最終日を見てまわったのだが、偶然、時計台の前で諏訪先生のご一家と出会ってびっくり。今回はご挨拶できないかと思っていたので、とてもよかった。諏訪先生の娘さん姉妹はすごい美人で有名だが、そのとおりだった。眼福。夕方から堀さん、吉富さん、鶴君、澄川君と駅地下の沖縄料理店で飲む。すっかりご馳走になってしまった。それから2次会と称して17条の「つくしん坊」へ行き、ママさんと久々の再会。このごろ昆虫体系の学生が来ないと嘆いていた。自分たちのときには週3回は顔を出していたのに。
火曜には北大博物館で大原さんの科研費のシンポジウムに参加した。ちょうど良い機会だったので、その前に秋元さんや吉澤さんにご挨拶。それから院生のTomas Lacknerに会って、修論を頂戴した。まだまだ手直しする必要があるが、分類の論文としては博士に相当する量だと感じた。シンポジウムは7題の講演があり、とても面白かった。懇親会ははるばるインドネシアから来たHartiniさんを囲んで札幌北口の居酒屋へ。2次会は「雪印パーラー」へ。ラズベリークランベリーとブルーベリーの凍ったものが乗ったパフェは最高だった。
ところで、北大の昆虫体系を覗いたのだが、自分のいた頃に比べて活気が少なく、なんだか残念に感じた。北大にしても九大にしても学生の活気には波があるようだが、いまの北大はお世辞にも熱い雰囲気ではない。優秀な学生に限って(賢くも)修士で就職してしまうという現状もあるが、活気を作り出すような負けず嫌いで勢いのある学生が年々少なくなっているようだ。そういう点で最後の存在だった蛾のO島君も4月から学振のPDで教室を去ってしまうようだし、余計なお世話だが、残った学生にはもうちょっと頑張って欲しい。
帰ってポストを覗いたら、学振から恐怖の手紙が・・・。「支給済滞在費・研究活動費のうち短縮した期間分1641600円を返納してください」とこのと。アパートの途中解約のペナルティーや引越し費用などでお金を要し、実際にこんなに貯金はない。分割払いは可能なのだろうか・・・などと悩む。