断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

2件の工事の立会いの間、ようやく生態学会のポスターにとりかかる。すでに文章の出来上がっている論文をポスターにするのだが、図のほうが出来上がっておらず、ポスターと同時に投稿用の図も仕上げてしまおうという計画である。
飼育中のイルカスズメ。昨日、博物館ニュースに使うアマミノクロウサギの剥製の撮影のついでに撮った。熱帯魚のなかではマラウィ湖産のカワスズメ科の一部が特に好きなのだが、その理由は体型が好きだからである。マダイ(真鯛)をはじめ、こういう姿の魚には無条件で美しいと感じてしまう。日本ではマダイの姿が古来から好まれたようだが、この美的感覚というのはどこから来るのだろうか。伝統や単なる刷り込みではなく、何か特別な理由があるように感じる。