断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

昨晩は21時過ぎから北大時代の先輩の広永さんと西新で飲んだ。2年以上ぶりの再会だった。休日の趣味が、糸島の魚屋で魚介を買って、それを捌いて肴にすることだそうで、その写真を見せていただいた。それからアリスアブの話など。私の知らない情報もお持ちで、なかなか面白い分類群であることを再認識した。
相変わらず良く飲む。私がビール2杯と焼酎1杯を飲む間にビールを8杯飲んだ。その後、「味一」という店でラーメン。なかなか美味しい店だった。
それにしてもこちらの食用の地魚の多様性には驚いた。関東の魚屋で(すくなくとも滅多に)見かけないものとして、イラ、シマイサキ、カゴカキダイ、ミシマオコゼ、ヒラスズキ、ミギマキ、ツメタガイなどがあった。その他、博多近郊の特筆すべきものとして、「アブッテカモ」がある。スズメダイのことで、博多以外の地域ではほとんど食用にされない。どうして博多だけでしか食べられていないのかわからないが、広永さんによると脂が乗っておいしいとのことだった。
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今日は昼の12時半から、多田内先生の還暦祝いが博多の八仙閣という中華料理店でひらかれた。参加者は学生と若手OBが中心で、とても家庭的で温かい会だった。終わってもまだ14時半。2次会はその近くの焼き鳥店へ移動した。「昼間から飲める店」とうふれこみの店で、他にも多くの客がいた。東京から来た吉武君と久々にじっくりと話した。17時近くなり、3次会は鮮魚の店へ行く。店主が並外れた釣りキチのようで、あらゆる壁が魚拓と釣りの写真、魚の剥製で占められていて、さながら釣りの博物館といった感じだった。福岡へ来て初めて福岡名物の「アラ」(正式にはクエで、本当のアラは全くの別物)を食べた。煮付けで、まさに「アラ煮」という名前だった。この店は安価でアラ鍋を出しているので、次回はこれに挑戦したい。4次会は元祖長浜屋へ。「ベタ」と言うよう吉武君のアドバイスがあったのでそうすると、最強に脂っこいものが出てきた。麺の茹で加減も「ナマ」、「バリカタ」などいろいろ注文できる。