断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

昨晩はなぜか理学部事務の方々の飲み会に参加。なかなか面白かった。また、やっぱり福岡は安くておいしいものが多い。1次会は多国籍料理だったが、2次会は恐ろしく安く、小奇麗な中華料理の店だった。
今日は休日出勤で実験。三島さんは今日から家族で植物分類学会へ参加するようだ。一度参加してみたい学会である。
最近届いたTania Mariaの名盤「Via Brasil」を聞きながらの作業。1年半前に日本でCD化されたようで、すばらしい。今60−70年代のブラジル音楽のCDが最も揃っているのが日本で、ブラジルの音楽家もツアーのたびにCDを買い物して帰るという。日本では容易に入手できるが、現地ブラジルでは価格が上がっているものが少なくないそうだ。
産地の逆転化といえば、クエという魚は「アラ」と称して福岡の名物だが、東京の市場のほうが価格はずっと安いそうだ。サケやカニも同様で、北海道や越前で買うよりも、かえって東京の市場のほうが安い。観光客の需要に応じて「名産地」で価格が上昇してしまい、逆に他の地方では価格が安定しているという状況はよくあるらしい。札幌にいたときに実家にイクラのしょうゆ漬けを送った際、あとで帰京したときに「浦安の市場のほうが安かった」といわれ、少し衝撃を受けたことがある。「名物にうまいものなし」とは一概に言えないと思うが、「名物に安いものなし」とは言えることが少なくない。