断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日は釣りに行こうと思ったが、午後から雨のうえ、小潮なのでやめる。ホームセンターへ行くと、もう野菜の苗が売っていた。官舎の庭に自由に使える花壇があって、そこに今年はトマトを植えようと思っているのだが、とりあえず今日は土作りのための苦土石灰と油粕を買った。
午後から芥屋の大門という官舎から車で30分ほどの景勝地へ向かう。大門には芥屋の港から船で行くのだが、今日は風が強く、缺航となっていた。仕方なく付近の展望台へ登ると、それはそれでなかなかの景色で、眼下には透き通るような海が広がっていた。海沿いの狭い土地には点々畑があるが、どこも防風の針葉樹で囲ってあり、風の厳しい気候を伺わせた。芥屋の港には小さな堤防があって、潮が悪いなか数名の釣り人がいた。港の深さは5mくらいあるのだが、近くまで底まで透けて見え、メジナ(こちらではクロ)が泳いでいる。港は丸石の石垣できれいに囲われており、小規模ながら味のある美しい場所だった。