断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

朝に来たらイルカスズメがちょうど繁殖行動していて、メスが口一杯に卵を咥えていた。雌雄とも成熟したばかりで、人間でいえば中学生くらいなので、少々驚いた。
午前中に上野(輝)さんがお越しくださり、お願いしておいたマンマルコガネの化石(といってもマダガスカルのCopal)を届けてくださった。ついでにタイで採集したみょうちくりんなとんでもない甲虫を見ていただき、属までの同定をしていただいた。相当に迷われていたが、最終的にたどり着くところがさすが! マンマルコガネは保存状態がよく、キシレンにつけて取り出してみようと思っている。ついでにアシナガバエも入っているので、短い領域のPCRを試してみようと思う。
午後に生防研の津田さんに生態学会の話をしにいき、帰りに上野(高)先生にタイのシロアリの巣にいるホソハナムグリCoenochilus sp.の同定をお願いする。お渡しした瞬間にタイ未記録種と看破された。さすが! それにしてもこんなに大きな虫が未記録とは。
今日は朝から細石君とシリアゲアリの抽出からPCRまで。残念ながらPCRは失敗してしまった・・・。帰りに越夜でもう一度。