断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

元愛媛大教授の久松先生がなくなられた。謹んでご冥福をお祈りします。コメツキダマシやケシキスイ、タマキノコムシの分類を手がけられ、多くの業績を残されている。松山藩主久松家の18代当主で、昆虫界における殿様生物学者の代表人物でもある。一昨年の佐々治寛之先生、佐藤正孝先生に続き、甲虫界の重鎮がまた失われたことになる。
http://www.asahi.com/obituaries/update/0403/OSK200804030063.html
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朝、駅へ向かう途中で近所の港に寄ってみる。大潮なので釣り人でにぎわっていたが、コノシロが入れ食い状態で、それほど面白そうではなかった。このところ雨が少ないので水は澄んでおり、ここでも3mの海底がよく見えた。まだ低水温だから澄んでいるとはいえ、きれいな海が近所にあるのはすばらしい。
水槽の水換えや科研費関係の書類を作る。文部省科学研究費において、新任教員に着任年度(といっても秋)から研究費が支給される「スタートアップ」という制度が数年前から設けられた。今年は海外調査に数度出掛ける予定でいるのと、実験室の設備を充実させたいので、ぜひとも当てたい。