断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

昼から大学へ。水槽の水を替えつつ、形質行列の追加情報を作り、オーストラリアへ送る。投稿中の論文への査読者の要求が厳しく、行列をこねくりまわしているのだが、なかなか良いものができず、再提出の延期を繰り返している。
夕方、門の近くで矢原先生とお会いする。お疲れの様子だったが、今週はまたお出かけという。本当に空飛ぶ教授である。ご苦労様です。
今日から台湾の甲虫研究者、李奇峰(Lee Chi-Feng)さんが来福。空港へ迎えに行き、博多のホテルへお送りした。別刷り一式と最近出したハムシの図鑑を頂いた。もともとはオオキスイ科の再検討で学位を取得、それから水生甲虫に着手し複数の分類群をまとめ、昨年からハムシを始めたという。修士博士はオハイオ大で、アメリカ仕込の研究内容はすばらしい。今回の目的は九大所蔵の台湾産ハムシのタイプ撮影だそうだ。