断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日も朝から展示の準備。白水隆先生が六本松の図書館に寄贈した蝶額を先日博物館へ移管したので、こんどの機会に展示することになった。業者が来てその額を壁に取り付ける。それから水槽の配置を変えたり、箱崎熱帯魚で買出ししたり、ちょこちょこ展示をいじりつつ、ひたすら書類書き。23時36分の終電1本前帰宅。科研の書類書きは想像以上に大変だった。
例年2、3件は来る学振書類の推敲依頼が今年は来ない。この状況だとちょっと厳しいし、ブログを見て気を遣ってくれているのかもしれないが、あの人やあの人はどう書いたのだろうかと少し気になる。
DC1では書き方次第、業績があれば御の字、DC2以降は順に業績の多少が最重要になってくることは言うまでもない。しかし、十分な業績がありながら落選してしまう人も当然いる。そういう人の書類を見ると、きわめて単純に、審査員(読者)の視点というものが缺けていることが多い。学会発表以上に専門外の人の目に触れるということを念頭に置くべきである。またそういう人は、たいてい書類書きの準備に時間をかけていない。ここぞという時である。研究人生を左右するという緊迫感をもちたい。