断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日から京大の加藤真先生の研究室の合宿に飛び入りし、奄美・徳之島調査である。鹿児島で乗り換え、奄美空港についたのは14時過ぎだった。空港へ川北さんが迎えに来てくださった。早速、空港にほど近い笠利湾へ向かう。ミドリシャミセンガイがいるという干潟を横目に、このあたりで一番良いという干潟へ着いた。小雨模様だが、すでに加藤先生や学生さんたちが採集している。挨拶もそこそこ、私も胴長を着て干潟を歩き回る。たしかにすばらしい環境で、美しい風景を堪能するとともに、ナギサハネカクシも少々採集できた。帰り際に加藤先生が皆さんに私を紹介していただく。
それから長雲峠へ行き、調査の様子などを見学する。良い季節のはずだが、天気が悪く、虫は少なかった。わずかに見られた虫が以下のようなもの。

アマミフタイロジョウカイLycocerus akemiae (M. SATÔ et OKUSHIMA, 1992) 奥島さん同定

ルリナカボソタマムシ
夕飯には奄美名物の鶏飯をいただく。初めてだったが、たしかにおいしいものだった。
それから宇検の宿泊所へ行き、早速黒糖焼酎で一杯始める。肴が最高で、なんとイソアワモチをゆでたもの。こちらではコーマイといい、地元の店で売られているという。癖がなく、十分に食べられるものだった。今回は京大の貝研を作られたという大須賀さんも来られていて、いろいろと貝の話も伺うことができた。