断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日は12時と15時の2回、教室がひらかれた。今日もかわいらしい質問がたくさん飛び出したが、傑作は終了後の虫に詳しい女の子(小学四年生くらい)との会話。「博士(今日は昆虫博士という役になっていた)、今日はありがとうございました。実は私、博士の近くにいるんです」というので、「へぇ、九大の近くに住んでるの?」と訊いたら、「いえ、昆虫博士のレベルがです」とのこと。「これからもがんばって虫の勉強をして昆虫博士になってね」と言っておいた。それにしても「近くにいる」というのはオツな表現だ。
昨日今日と昆虫の好きな子供たちを見てなかなか気分がよかった。しかし、こういう子たちも大人になるとたいてい虫に無関心になることを想像して一抹の寂しさも感じた。少しでも多くの子供に虫好き、生き物好きの心が残ってくれればと思う。ちなみに、「クワガタやカブト以外の虫にも興味を持つように」とか、「外国産のカブトムシを飼うことはいけないことだ」とか、存分に正しい教育もさせていただいた。