断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

18時に東京駅で岸本さん夫妻と合流。丸の内北口にいつのまにか「新丸の内ビルディング」というのができていて、そこの上階がレストランになっている。「ソバキチ」という蕎麦屋へ案内いただいた。雰囲気がよく、おいしい店だった。蕎麦は藪風で、太めの麺。ツマミもすばらしい。福岡には気軽に飲める蕎麦屋はない。関西でもあまりないだろう。信州や東北、北海道ではそもそも美味しい店に出会ったことがない。やっぱり蕎麦は東京の文化だ。福岡の食文化は大好きだけど、蕎麦に関しては東京が恋しい。
今日も楽しかった。岸本さんには22歳のころからお世話になっており、兄のような存在である。そうなると奥さんの圭子さんは義姉だ。勝手に妄想すると感慨深い。
内田百輭の「百鬼園随筆 (新潮文庫)」を読み始める。昨日、亀澤さんが抱えていたので、少し読ませていただき、気に入ったものだ。時々ププっと笑ってしまうが、浮世離れした気分になれる。
円高に便乗してDisneyさんの「Scuttle Flies: The Phoridae」を注文した。買おう買おうと思って手が出なかったが、中古で安いところを見つけた。少々古くなってしまったが、ノミバエの最重要参考書である。