断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日も朝から天気が悪く、よく寝たのに何もかも億劫な気分だったが、そこに北大時代の先輩の広永さんから電話があり、「お魚パーチーやるから来るぢゃや」とのこと。遠方より友あり、糸島に魚の買出しに行ってきたそうだ。足取りも重く、西新へ。そこにいたのは、先日の大野さんと喜久村さんだった。一瞬帰ろうと思ったが、ヘダイ、イシダイ、キス、メゴチ、アンコウ、タカノハダイといった魚の数々に足を止める。極めつけはイトヒキアジで、こんなものが糸島で捕れるのかとびっくりした。広永さんはこういうことを毎週やっているそうで、手馴れたものだが、大野さんもとても手先が良い。いろいろと刺身にしたり、塩焼きにしたり、鍋にしたり、ひたすらに地ビールを飲んで食べ続ける。思えば札幌では、広永さんと大野さんとは毎日のように飲みに行っていた。三人が揃って卓を囲むのは久しぶりで、懐かしい気持ちがした。途中で帰ってしまった喜久村さんは二人の下品な会話に辟易する様子も見せずに聞き流す大人の態度だった。

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今月の学会発表予定:
11/22-23 日本鞘翅学会第21回大会・日本甲虫学会2008年次大会・日本昆虫分類学会第11回大会 合同大会 於松山東雲女子大学
◎丸山宗利・小松貴・R. Henry L. Disney 「シロアリノミバエ亜科(仮称)Termitoxeniinaeの日本からの発見」
◎シンポジウム“昆虫分類学者のタマゴ、未来を語る” 丸山宗利 基調講演「若手昆虫分類学徒のこれから」
11/29-30 シンポジウム“海と陸の間:日本の命があふれるところ” 於北海道大学
◎丸山宗利 「日本の海岸線の甲虫」
全部旅費が出るのが救いだが、準備に忙しくなりそうだ。合同大会は愛媛大の大林先生の退官を記念するもの。後者は詳細をまだ知らず。おそらく研究費関連なので、いつか北海道での調査旅費が出ればよいのだが。
“昆虫分類学者のタマゴ、未来を語る”は、演者を若者3名にお願いした;北大でガムシの分類をやっている蓑島君、今は愛媛大の4年生で、今年から九大でゾウムシの分類をやる瀬島君、そして九大1年生で、甲虫分類見習いの山本君。