断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今日から湯坪温泉で九州虫屋連絡会がある。昼過ぎに西新で待ち合わせし、山本君、有本君と一緒に広永さんの車に乗り込み、九重に向かう。福岡は小雪の混じる曇天で、途中の久留米では一面雪だったので、九重ではどうなっているかと思ったら、太平洋岸に近いだけあった雪はそれほどでもなく、無事に目的の温泉地へ到着できた。閑散期のようで、宿に着いたら「毎年ありがとうございます」と歓迎された。早速お湯に入るが、猛烈に熱くて、6分で出た。
18時から話題提供で、ある方がチビゴミムシの採集法について紹介した。18時40分から宴会。一人一話の自己紹介をする。主に甲虫屋で、1/3くらいが蝶屋だった。食事は質素で、よく言えば健康的だった。

9時前に別の部屋に移って、オークションを兼ねた飲み会の続きが始まる。広い部屋だが、おじさん40名がぎっしりで、なかなか爽やかな感じだった。オークションでは驚くほど安く標本や本が受け渡され、見ているだけで面白かった。私はアメリカの虫を3点出したが、思いのほか高く売れた。もちろんオークションといっても売り買いそのものが目的ではなく、ひとつの余興である。3時ごろまで飲んで話しこんだ。