断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

今年は急に寒くなったからなのか、毎年のことなのか、構内の秋の紅葉がとてもきれいだった。ナンキンハゼはもちろん、サクラも見事だった。もうすっかり葉が散っているが、ナンキンハゼは白い実も可愛らしい。窓の外にカキの木があって、たわわに渋柿が成っている。そこにメジロシロハラムクドリヒヨドリが来て、少しづつ実をついばんでいる。赴任したのが去年の12月26日だったが、そのころも同じような風景だった。何もせずに一年が経ってしまったのは惜しいが、季節でそれがわかるのは悪くない。
今日は午後からずっと農学部昆虫のゼミ。科博時代にゼミらしいゼミがなかったので、マジメに専門外の論文を読む機会が増えて助かる。
太郎君が大学院の入試を受けるそうで、推薦状を書いた。向こうでは複数の研究者の推薦が必要だそうだ。何を書いてよいかわからなかったが、本人にヒントをもらって1枚を埋めた。ところで、彼のいるコーネル大の昆虫学教室は、絶対に内部の学生を院に進学させないそうだ。つまり、大学院は外様のみ。院への進学は必ず他大学を受験することになる。これはいろいろな面で大変良いことだと思う。その太郎君、年明けにこちらに勉強に来る。冬の磯に採集にも出かける予定。楽しみだ。
昨日のラベル用紙に引き続き、ラベルの中身の作り方。Wordで作るのが基本で、Excelを使っている人もいるが、無駄にラベルが大きくなるので使わない(行間が詰められない)。ページ設定で「標準の文字数にする」にチェックすれば、最大限の行間がつめられ。あとはタブで区切って打っていくだけ。文字は3.5ptで、ラベルの上下は1ptの空白を作っている。人によっては、「段組」でラベルを区切っている。ハガキ用紙で、上左右の余白を5mmにして、横に6枚のラベルが並ぶようにする。だいたい12-15mm幅のラベルができる。