断虫亭日乗

過ぎ去る日々の思い出をつづるだけ

擬態の続き。こんどは隠蔽擬態である。この種の擬態はバッタやキリギリス、カマキリ、ガなど、植物体上に住む昆虫に圧倒的に多い。写真はいずれもキリギリスの仲間で、それぞれ地衣類の生えた葉、コケの生えた樹皮、コケそのものによく似た模様を纏っている。そのままではあまりにも無防備な「餌」なので、キリギリスでは高度な隠蔽擬態のものが多い。一方、バッタの仲間は体内に植物からの毒を溜め込むものが少なくないようで、目立つ色彩のものもよく目に付く。(エクアドル、Archidona)
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